時事話題(2023.08.17)ー台風、火災、戦争ー
★台風7号
近畿直撃、和歌山から兵庫、鳥取を縦断して日本海に抜けた。大阪はあまり風雨は強くなかったが鳥取、兵庫、岡山、静岡は被害が大きかった。空の便はストップしたが、新幹線は運休、再開、運休、再開が繰り返し、現在もそれか続き、お盆と夏季休暇と重なり大変な混乱だった。
★ハワイ・マウイ島の大火災
観光地ラハイナは壊滅。
復興には何年かかるか見当もつかない。
死者100名以上、ラハイナの人口は13,000人、その1割の1, 300人と連絡が取れず安否不明。原因は警報のサイレンが鳴りなかったこと、ハリケーンの強風で炎が時速120Km以上で燃え広がったこと。
さらにわかってきたことは、山火事の翌朝「完全に鎮火」の宣言があり、その後、鎮火していなくて燃え広がり、夜になって「緊急避難」が発令されたが、それが手遅れで、警報やサイレンも鳴らなかったとのこと。
逃げた人は「命からがら逃げて、何ひとつ持っていない。すべてを失った」と呆然自失。
アメリカの火災としては過去最悪。
しかし戦争はもっと悲惨だ。
遥かに大規模な、人間同士の殺戮と破壊。
しかも戦っている人達も殺されている人達には互いに何の恨みも何の責任もないが、
戦争を始めた人間、命じた人間は安全なところで作戦を練り命令を発するだけ。
自分たちの判断や命令が間違っていても非を認めず、むしろ「撤退するな、死守せよ、降伏するなら自決せよ」と命じた。
太平洋戦争の激戦地の様子を少し話しますので、ご視聴注意してください。
・アメリカ領アッツでは 2,400人が上陸、99%が玉砕
・ソロモン諸島のガダルカナルでは 3万人が上陸、1万人が転戦、戦死5,000名、15,000名は餓死と病死
・フィリピンのレイテ島では 85,000人が上陸、95% 8万人が玉砕
・硫黄島では 21,000人が上陸、95%2万人が玉砕
・アメリカ領サイパン島では上陸 31,000人、95% 3万人が玉砕の自爆、さらに一般人 1万人が自決
・インパール作戦は 9万人が参加、6万人が戦死、病死、餓死
・沖縄戦 上陸 8万人、県民招集 3万人、戦死 8万人と県民 12万人が死亡または自決
県民の 4人に 1人が死亡
・広島原爆死者 14万人、長崎原爆死者 7万人
・東京大空襲 8万人、大阪大空襲 1万5千人
日本全土の空襲 2,000回以上、死者46万人
兵士と民間人の死者数は 320万人
第二次世界大戦の死者数 は8,000万人