『地球村通信』

【落合眞弓の 現地ルポ】「菌ちゃんふぁーむ」で探る『地球村』の可能性〔1〕

『地球村』の可能性を探ることを目的に、6 月に「菌ちゃんふぁーむ」を訪問しました。社長の吉田俊道さん(通称「菌ちゃん先生」)や従業員、研修生に、農場での作業や暮らし、菌ちゃん農法について取材しました。
この取材を通じて、持続可能な農場経営に可能性を見出しました。

★『地球村』で意気投合!

落合 こんにちは、吉田さん! 元気に全国を飛び回っておられますね。私が福山にいた頃からですから 20 年近いお付き合いになりますね。
吉田 保育所や幼稚園に行って、生ごみを使った菌ちゃん農法の実演やお話をしましたね。
落合 そうです。楽しかったなぁ。当時、福山では燃やせるゴミを莫大な費用をかけてRDF にして処理していました。当然、環境にも悪いです。そこで、ごみ問題を解決するために、ごみをたい肥にして野菜作りを広げようと思い、その道の先駆者である吉田さんにご講演をお願いしたのが始まりです。
吉田 そうでしたね。落合さんも僕も『地球村』の会員で二人とも高木さんの影響を受けて活動を始めたということで意気投合しましたよね。


★動けば変わる!

落合 そうでした。行政が悪い、企業が悪い、市民が無関心なのが悪いと悪者探しするのではなく、「子どもたちに美しい地球を」の合言葉で、今、自分に何ができるか、考えてやろうと、すごく燃えていましたね。
吉田 そうそう、農薬を使う農家さんを攻撃するのではなく、素人の市民がおいしく立派な

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