現在、世界の穀物在庫は過去最悪の状態が続いている。

原因は、１．世界的な消費の拡大と、２．異常気象、３．バイオマス燃料の需要増加です。
バイオマス燃料は、石油の代わりに植物油を使うもので、これはCO2排出にカウントされないという例外措置で需要が増大し、穀物から油の原料(菜種やトウモロコシなど)への転作が続いているためである。
今後の異常気象の増加によっては、世界的な食糧危機の可能性もある。
穀物価格の高騰で、日本でも数十年ぶりに、お菓子、パン、即席ラーメン、マヨネーズなどの値上げとして表面化している。
欧州では、穀物増産政策に転換している。