今回のノーベル化学賞を受賞した硤合憲三(そあい けんそう)博士の研究テーマを調べてみた。
まずポイントを整理する。
化学物質の分子構造は立体なので、同じ化学式の物質にはミラー対称(鏡面対称)の異性体が存在する。ミラー対称の異性体を右手型、左手型と呼ぶ。
異性体は鏡に映したような面対称形だが、化学的性質は異なる。
実験室や工業的に生産すると異性体が半々生産されるので、異性体を分離しなければならない。それがなかなか難しい。
その最も悲劇的な例が、1950年代〜60年代に起きた「サリドマイド禍」である。
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