巻頭言

【巻頭言】笑顔、笑声、笑心

いま、書きたい本が、何冊かあります。
その一冊が、「あなたを救う10の方法」です。
最終的には10に収まるかどうかわかりませんが、ここで書いてみようと思います。
まず第1回目は、笑顔について。

★表情は、情を表す
顔は、容貌(顔立ち)と表情があります。
容貌は生まれつきのもので自由に変えられません。
(とはいえ、最近は化粧や手術でかなり変えられます・・・)
それに対して、表情は「情を表す」と書くように、感情や気持ちで変わります。
嬉しい時には嬉しい顔。
悲しい時には悲しい顔。
怒った時には怒った顔。
そこまでは当り前なのですが、問題は、ふつうの顔、ふだんの顔なのです。

★ふだんの顔はどんな顔
ワークショップの「自分発見」のセッションで、自分の表情をチェックします。
ほとんどの人は、自分のふだんの顔を「ふつうの顔」だと思っていますが、
周りの人には、そうは見えていないのです。
多くの場合、「シケ面」(不機嫌な顔)なのです。
自分のふだんの顔は、チェックは難しいです。
鏡やカメラの前では笑顔を意識したり、カメラ目線になるからです。
できるだけ、親しい他人にチェックしてもらうことです。

★笑顔が大切
ふつうの顔が「シケ面」は、よくないです。
人に嫌なイメージを与えます。
人間関係にもよくないです。
仕事もうまくいきません。
自分が「ふつうの顔」と思っていても、他の人が「シケ面」と思うなら、
それはふつうの顔ではないのです。
他の人が見て「笑顔」の方がいいです。
それには、鏡でチェックしたり、親しい他人にチェックしてもらったりすることです。

★笑顔にはメリットがあります
・人に好印象、安心感、信頼感、親近感を与えます。
・自分の気持ちをほぐす。リラックスさせる。やさしい気持ちになります。
・人間関係を良くします。


★笑顔でない場合(シケ面、仏頂面、暗い顔、無表情)には、
・周りに「いやな人だなあ」という印象を与え警戒させます。緊張感を持たせます。
・同時に、自分も壁を作り、警戒心、緊張感を持ちます。
・人間関係を悪くします。

★笑顔の人は、
・おおらかで前向き、ポジティブで、発想豊かです。
・いろんなアイデアがあり、話していても楽しいし、人に好かれます。
・多くの友人がいて、何をやってもうまくいくことが多いです。
・自分も心身ともにすっきりし、元気はつらつ、健康になります。
・周りの人を元気にします。

★シケ面の人は、
・些細なことに腹を立てたり、けんかしたり、トラブルが多いです。
・考えが狭く、ネガティブ、不平や不満が多く、楽しくありません。
・友人は少なく、何をやってもうまくいきません。
・自分も陰気になり不健康になります。
・周りの人の元気を奪います。

★ふだんの顔は自分の歴史
ふだんの顔が笑顔かシケ面かというのは、自分の過去の歴史が表れています。
表情は、過去の形状記憶合金のようなものです。
いやな気持が多ければ、ふだんの表情がいやな表情になってしまいます。
本人は笑顔のつもりでも、周りから見ると、怒り顔、悲し顔、泣き笑いのような複雑な顔が多いです。
しかし、意識して笑顔を作るようにすると徐々に、改善されていきます。
笑顔が出るようになると、気持ちまで変わってきます。
いかに笑顔が大切か、よくわかるでしょう。
意外と自分の素顔が笑顔かシケ面かわからない人が多いです。
まず、自分で一日のうちにどれくらい笑顔か、シケ面か判定してみてから、
周りの人に聞いてみると面白いと思います。