事務局の社窓から

衆議院議員選挙の問題点(その3)死票について

【死票について】

投票した数のうち、
落選した候補者に投じた票の割合を「死票」という。

小選挙区では一人しか選出されないため、
他の候補はすべて落選。
当選者以外に投じられた票は死票となる。

死票が半数を超えるということは、
当選者が半数未満の人にしか支持されておらず、
本当の民意を反映していない
ということを表している。

2012年末の衆議院選挙小選挙区における死票を調べた。

●死票率         53.06%
※投票の半数以上が死票

●小選挙区ごとの死票率
全国300小選挙区のうち
死票の割合が20%以下 :  3
      20~30%: 11
      30~40%: 27
      40~50%: 71
      50~60%:112
      60~70%: 74
      70%以上 :  2

※6割以上の小選挙区で死票が半数を超えている

                         (事務局 渡辺裕文)