世界保健機関（WHO）は、初めて自殺に関する報告書を発表。世界全体で自殺者は年間80万4千人。戦争（年間約30万人）や自然災害（最大で30万人）による死亡者よりも多い。自殺率が高いのは中欧、東欧、アジア。
日本の2012年の自殺者は2万9千人。自殺率は世界平均の1.6倍で、先進国の中では韓国に次いで多い。
原因は、精神疾患、金銭問題、病苦が多いが、戦争や災害の被災者や難民、同性愛者、囚人らの自殺率も高いと指摘。医療従事者や教育関係者、法律家、メディアなどが協力して自殺予防に取り組むよう各国に呼び掛けている。