環境トピックス

【環境トピックス】世界の「現代の奴隷」は約3,580万人

綿花摘みや大麻の栽培、売春、戦闘への参加、富裕層が嫌う清掃作業などを強要される、世界の「現代の奴隷」人口は約3580万人であるという報告書を人道支援NGO(Walk Free Foundation)が発表した。世界167カ国を対象に行われたこの調査結果では、借金による束縛や結婚の強要、子どもの取引や搾取の他、人身売買や強制労働が含まれており、最も多かったのはインドの約1400万人だった。また少なくとも58カ国で122種類の商品がこれらの人々によって製造されていると報告している。国連ILOの推計では、こうした強制労働から生まれる利益は、年間約17兆円(1500億ドル)と言われている。

(11月18日AFP)