【社窓から】終末時計の針が残り100秒となりました・・・
米科学誌「核科学者紀要」は、1947年から毎年「終末時計」を公表、世界の様々な出来事と共に時計の針を動かしています。
地球滅亡の時を深夜 0時とした終末時計は開始当初、残り 7分。米ソが水爆実験を本格化させた 1953年には残り 2分に進みました。
冷戦の終結を迎えた 1991年には 17分前に戻りましたが、ロシア、中国の軍事活動で時計は進み、特にトランプ大統領になってからさらに状況が悪化、
2018年は北朝鮮と米国の挑発合戦で再び過去最悪の 2分となり、2019年は2分を維持していました。
そして2020年となり、残り100秒と発表されました。
公表を始めた1947年以降で最も滅亡に近づいています。
危機が高まった理由の一つは「核問題」で米によるイラン核合意の離脱や北朝鮮非核化交渉の停滞、米ロの中距離核弾力(INF)全廃条約の失効などが挙げられました。
また、「地球温暖化問題」では、若者たちの世界でもにより意識は高まった一方、各国政府が具体的対策を打ち出せていないとした。
サイバー空間を使った偽情報が出回り、核や温暖化の問題に対応する取り組みを弱めていると指摘しました。
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これまで『地球村』でお伝えしてきた「終末時計」に関するYouTubeや『環境トピックス』ページは下記よりご覧いただけます。
どうして時計の針が進んでいるのか、時計の針を戻すのはどうすれば良いのか、自分たちができることは何かを一緒に考えましょう!
⇒【よくわかるYouTube動画】終末時計 地球滅亡まであと3分(2016年10月7日公開)
⇒【よくわかるYouTube動画】終末時計(2) 残り2分半 (2017年2月20日公開)
⇒【よくわかるYouTube動画】終末時計(3) 過去最短2分に (2018年2月21日公開)
⇒【環境トピックス】「終末時計」残り2分を維持 情報戦の拡大に警鐘