私たちは自然を食いつぶしながら「繁栄」を享受している。
1992～2014年の間に、生物多様性は約4割も減少している。
英国財務省の報告書「ダスグプタ・レビュー」では
「GDPだけではなく、きれいな水や豊かな森、海など生物多様性をきちんと会計に組み入れることが、持続可能な経済活動には欠かせない」と提言し、
「環境に有害な補助金は環境保全のための資金の10倍にもなっている」
「新型コロナウイルスのような感染症も、社会で広がってから対処するより、野生動物の生息地を守り、人間との不要な接触を減らす方が安上がりだ」と指摘した。

【5月22日　朝日新聞他】