環境情報

【環境トピックス】チリ最南端の氷河の融解が止まらない

チリ最南端のサンラファエル氷河に大きなひびが入り、10階建てのビルほどの氷塊が崩れ落ち、100ほどの氷塊となって浮かぶ。50年前には氷河が湖面の3分の2に広がっていたが、今や見る影もない。ここは世界で最も融解が激しい氷河で、地球温暖化の影響をまざまざと見せつける「気候変動のバロメータ」だ。

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、「『生存可能な未来』を確保するための時間がなくなりつつある」と警鐘を鳴らした。今日では、地球温暖化とその影響のニュースが語られない日はない。なんとしても回避するという強い決意が私たちすべてに求められる。

【3月20日 APF】