【環境トピックス】新たな温室効果ガスを確認
2013年12月11日AFPほか
10日、カナダ・トロント大学の研究者らが、化学物質のパーフルオロトリブチルアミン(PFTBA)が、これまで確認されているいずれの化学物質よりも、地球温暖化に多大な影響を及ぼす可能性があると発表した。
合成化学物質であるPFTBAは20世紀中ごろから電気・電子機器に使用されており、現在も電子検査や熱伝導在として使われている。同大学研究者のヤング氏は「非常に長く大気中に存在し、その期間は数百年に及ぶ可能性もある」と述べている。
また、100年以上の時間枠で計算するとPFTBAの分子1個は二酸化炭素の分子7100個が気候変動に及ぼす影響力に等しいことが分かった。この物質を破壊したり除去したりするための方法はまだ確立されていない。