『地球村通信』

【対談】中井弘和さん

静岡大学で農学部長及び副学長として環境教育に尽力された中井弘和さんは、現在も自然農法による稲作研究の第一人者としてご活躍です。また、『地球村』の理事も務められています。3回シリーズの1回目では、『地球村』との出会いや『地球村』への熱い思い、社会への 影響について伺いました。 

★『地球村』をベースに
高木 お久しぶりです。最初の出会いはいつでしたか。
中井 1995年です。その頃、静岡の各地で高木先生が地球環境の講演をしている噂を聞いて、聴きたいと思っていました。初めて聴いた時、私はもちろんすごく引き込まれましたが、印象的だったのは大勢参加していた中学生が、3時間の講演を一切眠りもせずしっかり聴いている。話すのが仕事の私が、とても印象深く感じました。それが最初でした。
高木 中井先生はその頃、農学部の教授をされていたんでしたっけ?
中井 はい、農学部長をやり始めの頃です。その後、副学長を務めて、定年後は稲の品種改良を伊豆の「大仁農場」でやっています。そこは100haくらいの大きさで、自然農法をテーマにした農場です。

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